食べる
taberu 一段動詞 / 他動詞
基本情報
- 読み方
- たべる
- ローマ字
- taberu
- 品詞
- 一段動詞 / 他動詞
- 文字数
- 3文字
- JMdict ID
- 1358280
意味
「食べる(たべる)」とは、物を口に入れ、噛んで飲み下す基本動作を表す動詞です。『広辞苑』第七版(岩波書店)によれば、「食べる」は「物を口に入れ、噛んで飲み下す」こととされ、現代日本語における口語の標準表現と位置付けられています。文法的には下一段(しもいちだん)活用(かつよう)の動詞であり、目的語に「を」格を伴う他動詞(たどうし)に分類されます。活用形は未然形(みぜんけい)「食べない」、連用形(れんようけい)「食べます·食べて」、終止形(しゅうしけい)「食べる」、連体形「食べる(時)」、仮定形「食べれば」、命令形(めいれいけい)「食べろ·食べよ」の6形を持ちます。「食べる 意味」はこの第一義(摂取)に加え、JMdictにも記される「給料で食べていく」のような生計を維持する比喩用法(to live on / to subsist on)も含まれます。「食べる とは」何かを語源から見ると、『日本国語大辞典』第二版(小学館)では古くは尊敬語「賜(た)ぶ」に由来し、近世以降に一般動詞として定着したと記述されています。「たべる 意味」を一般教養として押さえる場合は、語釈·活用·敬語の三層を合わせて理解するのが標準的です。なお本語はしりとりにおいて「た」で始まり「る」で終わる3文字の基本語彙としても活用されます。
英訳
- to eat
- to live on (e.g. a salary)
- to live off
- to subsist on
英訳出典: JMdict (CC BY-SA 3.0)
例文
- 毎朝 7 時 に 朝食 を 食べます。 I eat breakfast at 7 AM every morning.第一義(摂取)の丁寧形用例 — 連用形「食べ」+ 助動詞「ます」
- 家族 と 一緒 に 夕食 を 食べる の が 楽 しみ で す。 Eating dinner together with family is a joy.終止形用例 — 家族(かぞく)との共起関係、夕食(ゆうしょく)の語彙
- お 客 様 に は 「召 し 上 が る」 と 尊敬 語 を 使 い、 自分 の 行為 に は 「い た だ く」 と 謙譲 語 を 使 い ま す。 For guests we use the honorific 'meshiagaru', and for our own actions we use the humble 'itadaku'.敬語3層用例 — 尊敬語「召し上がる(めしあがる)」と謙譲語「いただく」の対比
- 仕事 の 後 に 友達 と 食べ に 行く の が 週末 の 習慣 で す。 Going out to eat with friends after work is my weekend routine.連用形 +「に」+ 補助動詞「行く」構造 —「食べに行く」の典型共起
- 若 い 頃 は 給料 だ け で 食べ て い け ま し た。 When I was young, I could get by on just my salary.第二義(生計を維持する)の比喩用法 — JMdictの『to live on』に対応
しりとりで使う
- 始まる文字
- 「た」で始まる言葉一覧
- 終わる文字
- 「る」で始まる言葉 → 次の一手
関連語
類義語
- 食う (くう) — 口語·俗語的な表現。男性話者·友人同士の場面で使われることが多く、改まった場面には不向き
- 召し上がる (めしあがる) — 「食べる」の尊敬語。相手の動作を敬って述べる場面で使う。接客·来客応対の標準表現
- いただく (いただく) — 「食べる」の謙譲語。自分の動作をへりくだって述べる場面で使う。食事開始の挨拶「いただきます」の基にもなる
- 食する (しょくする) — 文語的·改まった表現。書き言葉·料理書·献立紹介などで見られる
- 頂戴する (ちょうだいする) — 「いただく」よりさらに改まった謙譲表現。受領·飲食の両義で用いられる
上位語
- 動詞 (どうし) — 品詞の一つ。「食べる」はこの下位分類である下一段動詞·他動詞に位置付けられる
- 下一段動詞 (しもいちだんどうし) — 日本語文法の活用型の一つ。語尾が「る」で終わり、活用時に語幹「食べ」が変化しない
- 他動詞 (たどうし) — 目的語を取る動詞の分類。「を」格の目的語を伴い、動作の対象が明示される
共起語・連語
- 食べ に 行く (たべ に いく) — 連用形 + 助詞「に」+ 補助動詞「行く」。外食の定番表現で、目的を示す「に」が介在する構造
- 食べ 過 ぎ る (たべすぎる) — 連用形 + 補助動詞「過ぎる」。過食·食べ過ぎの状態を表す複合動詞
- 朝食 を 食べる (ちょうしょく を たべる) — 他動詞の典型的用法。「を」格を伴い、対象(朝食·昼食·夕食)を明示する
- 家族 と 食べる (かぞく と たべる) — 食事場面の代表的な共起関係。助詞「と」による共同動作の表現
- 召 し 上 が っ て 下 さ い (めしあがって ください) — 尊敬語「召し上がる」+ 依頼表現「下さい」。客人をもてなす場面の慣用句
- 食べ て い く (たべて いく) — 連用形 +「て」+ 補助動詞「いく」。生計を維持する比喩用法の代表形
文化・背景
「食べる 活用」を体系的に見ると、下一段活用の標準モデルに従い6形を持ちます。『日本語文法事典』(大修館書店)の分類によれば、未然形(みぜんけい)は「食べ·ない/食べ·よう」、連用形(れんようけい)は「食べ·ます/食べて/食べた」、終止形(しゅうしけい)は「食べる」、連体形は「食べる 時」、仮定形は「食べれ·ば」、命令形(めいれいけい)は「食べろ/食べよ」と活用します。語幹「食べ」が変化せず、語尾のみが変わるのが下一段動詞の特徴です。「食べる 敬語」については3層の体系があります。丁寧語は「食べます(たべます)」、尊敬語は相手の動作を敬う「召し上がる(めしあがる)」、謙譲語は自分の動作をへりくだる「いただく」および「頂戴(ちょうだい)する」です。一般的に接客場面では尊敬語、自分の食事開始時には「いただきます」と使い分けるのが標準とされています。食文化の側面では、農林水産省(のうりんすいさんしょう)『和食·日本人の伝統的な食文化』によれば、「いただきます/ごちそうさま」は食材や調理に関わる人々への感謝を示す慣習とされています。「和食(わしょく)」は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。現代日本では朝食(ちょうしょく)·昼食(ちゅうしょく)·夕食(ゆうしょく)の3回食事慣習が一般的で、「食べに行く」のように連用形に補助動詞「行く」が付く外食表現も日常的に用いられます。なお「美味(おい)しい」と「美(うつく)しい」は字形·発音ともに異なる別語彙ですので、食の文脈では「美味しい」を用いるのが適切です。文部科学省(もんぶかがくしょう)『小学校学習指導要領 国語編』でも「食べる」は基本動詞として位置付けられています。
同じ文字で始まる言葉
同じ「た」で始まる他の言葉:
よくある質問
Q. 食べる の 読み方 と 活用 の 種類 は?
Q. 食べる の 敬語 (尊敬 語·謙譲 語) は?
Q. 「食 う」·「食 す る」·「召 し 上 が る」·「い た だ く」 の 違 い は?
Q. 「食 べ る」 は ど の よ う な 比 喩 的 な 使 い 方 が あ り ま す か?
Q. 食 べ る を し り と り で 使 う 時 の 注 意 点 は?
参考資料
- 『広辞苑』第七版(岩波書店) — 「食べる」項の語釈:物を口に入れ、噛んで飲み下す基本動作。本ページの第一義の根拠。生活を成り立たせる比喩用法の立項も参照。
- 『日本国語大辞典』第二版(小学館) — 「食べる」の語源(尊敬語「賜(た)ぶ」起源)および古典用例の記述。近世以降に一般動詞として定着した経緯の参照元。
- 『日本語文法事典』(大修館書店) — 下一段活用·他動詞の文法分類、および活用形6種(未然·連用·終止·連体·仮定·命令)の標準定義。本ページの活用記述の根拠。
- 農林水産省『和食·日本人の伝統的な食文化』 — 2013年ユネスコ無形文化遺産登録関連資料。「いただきます/ごちそうさま」の慣習および和食文化の背景根拠。
- 文部科学省『小学校学習指導要領 国語編』 — 「食べる」が国語教育における基本動詞として位置付けられる根拠。日本語学習の基礎語彙としての公的位置付け。