見る
miru 一段動詞 / 他動詞 / 助動詞
基本情報
- 読み方
- みる
- ローマ字
- miru
- 品詞
- 一段動詞 / 他動詞 / 助動詞
- 文字数
- 2文字
- JMdict ID
- 1259290
意味
「見る(みる)」は、上一段活用の他動詞で、日本語の基本動詞の一つです。『広辞苑』第七版(岩波書店)の記述に基づけば、見る 意味 の第一義は「目で物の姿·形·存在などを認識する」という基本的な知覚動作を指します。そこから派生して、「観察する」「鑑賞する」「検査する」「世話をする(面倒を見る)」「体験する(夢を見る·痛い目を見る)」など、比喩的·慣用的な意味へと広く展開します。さらに、連用形「〜て」に接続する補助動詞「〜てみる」は「試しに〜する」という試行の意を表し、本動詞の視覚義とは区別されます。漢字表記は「見る」を基本として、文脈に応じて「観る」「診る」「看る」の異表記4種が使い分けられる点も特徴で、詳細は後述します。しりとりの観点では「み」で始まり「る」で終わる2文字語として扱われます。
英訳
- to see
- to look
- to watch
- to view
- to observe
- to examine
- to look over
- to assess
- to check
- to judge
- to look after
- to attend to
- to take care of
- to keep an eye on
- to experience
- to meet with (misfortune, success, etc.)
- to try ...
- to have a go at ...
- to give ... a try
- to see (that) ...
- to find (that) ...
英訳出典: JMdict (CC BY-SA 3.0)
例文
- 毎日 ニュース を 見 ま す。 I watch the news every day.第一義(視覚)の丁寧形用例 — 連用形「見」+助動詞「ます」の基本形
- 家族 と 一緒 に 映画 を 観 る の が 週末 の 楽 し み で す。 Watching a movie together with family is my weekend joy.異表記用例 — 鑑賞文脈では「観る」表記が用いられることが一般的
- お 客 様 に は 「ご 覧 に な り ま し た か」 と 尊敬 語 を 使 い、 自分 が 資料 を 見 る 際 は 「拝 見 し ま す」 と 謙譲 語 を 使 い ま す。 For guests we use the honorific 'goran ni naru', and for our own viewing of documents we use the humble 'haiken suru'.敬語3層用例 — 尊敬「ご覧になる」と謙譲「拝見する」の対比
- 新 し い カ フェ が 近 く に 出 来 た の で、 今 度 行 っ て み ま す。 A new café has opened nearby, so I'll go try it next time.補助動詞「〜てみる」用法 — 試行を表す。JMdict の aux-v タグに該当
- 美 し い 桜 を 見 な が ら 散 歩 す る の が 春 の 楽 し み で す。 Strolling while viewing beautiful cherry blossoms is a spring pleasure.utsukushii·sakura との共起 — 視覚知覚と季節行事の代表例(花見文脈)
しりとりで使う
- 始まる文字
- 「み」
- 終わる文字
- 「る」で始まる言葉 → 次の一手
関連語
類義語
- 観る (みる) — 「見る」の異表記。鑑賞·観察文脈(映画·スポーツ·舞台など)に特化して用いられるのが一般的。常用漢字表訓として併記
- ご覧になる (ごらんになる) — 「見る」の尊敬語。相手の動作を敬って述べる場面で使用。『ご覧なさる』も同系統
- 拝見する (はいけんする) — 「見る」の謙譲語。自分の動作をへりくだって述べる。書類·資料を見る商務場面に頻出
- 眺める (ながめる) — 遠くから広い範囲をじっくり見る意。「見る」と比べ観察·賞翫のニュアンスが強い類義語
- 目にする (めにする) — 「偶然見かける」意の慣用表現。能動的に見るのではなく視界に入るニュアンス
上位語
- 動詞 (どうし) — 品詞の一つ。「見る」はその下位分類である上一段動詞·他動詞に該当する
- 上一段動詞 (かみいちだんどうし) — 日本語文法の活用型の一つ。語幹がイ段で固定され、語尾「る」が付く。「見る·着る·起きる」など
- 他動詞 (たどうし) — 目的語を取る動詞の分類。「を」格の目的語を伴い、動作の対象が明示される
共起語・連語
- 映画 を 観 る (えいが を みる) — 鑑賞文脈の代表用例。「観る」異表記の典型。「映画を見る」表記も一般に許容される
- 夢 を 見 る (ゆめ を みる) — 睡眠中の夢を体験する意。慣用的な固定表現で、基本的に「見る」表記が用いられる
- 面倒 を 見 る (めんどう を みる) — 世話をする·保護する意の慣用句。看護文脈では「看る」異表記が用いられることもある
- 〜 て み る (〜 て み る) — 補助動詞用法。試行を表す。例「食べてみる」「言ってみる」。連用形+「て」+「みる」構造
- 桜 を 見 る (さくら を みる) — 花見文脈の代表共起。視覚知覚と季節行事の結合。本サイト内 /word/sakura 参照
- 見守 る (みまもる) — 連用形「見」+補助動詞「守る」の複合動詞。子供·患者·プロジェクトなどを静かに見続ける意
文化・背景
「見る 活用」について整理すると、見る とは 上一段活用の他動詞で、語幹「見」が固定され、語尾「る」のみが変化します。『日本語文法事典』(大修館書店)の分類に基づけば、活用形は6種で、未然形「見ない/見よう」、連用形「見ます/見て/見た」、終止形「見る」、連体形「見る(時)」、仮定形「見れば」、命令形「見ろ/見よ」と整理されます。みる 意味 を文法的に捉える際、下一段の「食べる」、五段の「行く」と並べて比較すると、上一段·下一段·五段という動詞活用3型の体系が見通しやすくなります。
漢字異表記の分岐は本語の特徴で、見る 観る 違い が問われる場面は多くあります。文化庁『公用文における漢字使用等について』および常用漢字表(文化審議会国語分科会報告)によれば、「観る」「診る」「看る」はいずれも常用漢字表訓として併記されており、公用文では文脈に応じて使い分けるのが標準的とされています。一般的な使い分けとしては、「見る」が視覚全般の基本表記、「観る」が映画·スポーツ·舞台などの鑑賞·観察文脈、「診る」が医師が患者を診る医療文脈、「看る」が看護·面倒を看る文脈に対応するとされます。ただし表記間の優劣があるものではなく、慣用的な固着と文脈依存が強い領域です。
見る 敬語 は3層構造です。丁寧語は「見ます」、尊敬語は「ご覧になる/ご覧なさる」、謙譲語は「拝見する」が標準的に用いられます。なお補助動詞「〜てみる」は試行の意を表し、「食べてみる」のように他動詞の連用形と自然に共起します。
同音異義語
同じ「みる」と読む別の言葉:
同じ文字で始まる言葉
同じ「み」で始まる他の言葉:
よくある質問
Q. 「見る」 の 読み方 と 活用 の 種類 は?
Q. 「見る」「観る」「診る」「看る」 の 違い は?
Q. 「見る」 の 敬語(尊敬·謙譲)は?
Q. 「〜 て み る」 の 補助動詞 用法 と は?
Q. 「見る」 を しりとり で 使う 時 の 注意点 は?
参考資料
- 『広辞苑』第七版(岩波書店) — 「見る」項の語釈として「目で物の姿·形·存在などを認識する」基本動作を立項。本ページの第一義根拠。「観る」「診る」「看る」異表記の立項も参照
- 『日本国語大辞典』第二版(小学館) — 「見る」の古典用例と異表記「観·診·看」の歴史的関係の記述を参照。上代·中古から近世·近代に至る用法変遷の典拠
- 『日本語文法事典』(大修館書店) — 上一段活用·他動詞の文法分類と活用形6種の標準定義。補助動詞「〜てみる」(試行)の記述根拠。本ページの活用·補助動詞記述の基盤
- 文化庁『公用文における漢字使用等について』/常用漢字表(文化審議会国語分科会報告) — 「観·診·看」が常用漢字表訓として併記され、公用文では文脈に応じて使い分けるのが標準的とされる公的根拠。本ページの異表記分岐記述の典拠
- 文部科学省『小学校学習指導要領 国語編』 — 「見る」が国語教育における基本動詞として位置付けられる根拠。日本語学習の基礎語彙としての扱い